地域の「知る人ぞ知る逸品」を全国へ。ふくおかFGのiBankマーケティングが、拡張性とセキュリティを強化した「出店型ECモール」へ刷新

iBankマーケティング株式会社

業種:
ソフトウェア・情報処理
地域の「知る人ぞ知る逸品」を全国へ。ふくおかFGのiBankマーケティングが、拡張性とセキュリティを強化した「出店型ECモール」へ刷新

iBankマーケティング株式会社は、ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)傘下でデジタルサービスを担う企業です。地域の作り手と全国の消費者を結ぶ、地域共創型オンラインストア「エンニチ」(https://www.ennichi-japan.com/)を運営し、地域事業者のデジタル化と販路拡大を支援しています。

今回はECサイトのリニューアルオープンをした背景や目的、構築の際に意識したポイントと今後の展望などについて、iBankマーケティング株式会社の國武 宣道様と緒方 良典様、田代 絢子様にお話を伺いました。

 

既存システムの「拡張性の限界」と、配送業務の「手作業」が課題に

iBankマーケティング株式会社 マーケティング事業部 マネージングディレクター

國武 宣道様

ーー今回のシステムリプレイスを検討されたきっかけは何だったのでしょうか。

國武様:2020年のサービス開始以来、「エンニチ」の出店企業様は約100社にまで増えましたが、同時に既存システムの限界も見えてきました。
最も大きな課題は「拡張性」です。やりたい施策やユーザー体験の改善アイデアは増えていくのですが、システムの制約によって実現できないケースが増えていきました。
例えば配送周りのオペレーション。以前のシステムでは配送伝票の発行やデータ連携が自動化できず、伝票発行や処理の多くが手作業になっていました。
出店企業様や注文数が増えるほど工数が膨れ上がってしまう構造となっていたため、これから事業を大きく拡大していくためにも、リプレイスを決断しました。

緒方様:加えて、我々の事業は単なるECではなく、銀行の取引先に対するデジタルマーケティング支援が根幹にあります。
自社のマネーアプリ「Wallet+」やポイントサービス「myCoin」との連携、さらには他システムとの接続なども見据えると、より柔軟に拡張できる基盤が必要だと考えました。

 

「出店型モール」の複雑な構造と、金融グループ基準の「セキュリティ」が必須条件

iBankマーケティング株式会社 マーケティング事業部 マネージングディレクター

緒方 良典様

ーー多くの選択肢がある中で、GMOメイクショップを選んだ決め手は?

緒方様:ベンダー選定において最も重要だったのは、「出店型ECモール」に対応できることでした。一般的なカートシステムは1社1ショップが前提ですが、我々は複数事業者が出店するモール形式のため、対応できるシステムはかなり限られていました。
さらに、ふくおかフィナンシャルグループの一員として、非常に高いセキュリティ基準を満たす必要があります。
そのため、上場企業レベルの信頼性や運用体制も重要な判断基準でした。

國武様:加えて重視したのが「EC構築の自由度の高さ」です。
将来的には「エンニチ」単体に閉じず、他の銀行アプリや外部サービスと連携しながら販路を広げていきたいと考えています。
その点で、ヘッドレスコマースの考え方を取り入れられる構成は非常に魅力的でした。
全国の金融機関とのネットワークを活かし、商品や顧客接点を広げていけるという将来像を描けたことが、大きな決め手になりました。

 

エンジニア不在の体制を支えた、初期段階からの「伴走型」サポート

ーー構築プロセスにおいて、GMOメイクショップの対応はいかがでしたか。

國武様:「エンニチ」の運営チームの中には、ECシステム開発に詳しい専任のエンジニアがいないため、システム構築に対して高い専門的知識を持ったパートナーによる伴走が不可欠でした。
GMOメイクショップさんは、まだ要件を固めきれていない初期段階から、長期にわたって我々の「壁打ち相手」になってくれました。単なるシステム提供者ではなく、一緒にビジネスを創るパートナーとして寄り添ってくれたことが心強かったですね。

緒方様:検討初期から必要な情報を積極的に提示いただき、議論を進める材料を揃えていただけた点も大きかったです。
要件定義についても、我々がゼロから考えるのではなく、課題を整理していただきながら進められたことで、スムーズに設計へ移行することができました。
また、営業担当の方の対応も印象的で、長期にわたり寄り添っていただけたことが、最終的な導入決定の後押しになりました。

 

「誰かを想う」シーンに寄り添う。マルシェのように発見があるサイトへ

iBankマーケティング株式会社 マーケティング事業部 地域商社グループ マネージャー

田代 絢子様

ーー新しく生まれ変わった「エンニチ」のこだわりを教えてください。

田代様:今回のリニューアルにあわせて、ブランドコンセプトも見直しました。
地域産品は、お取り寄せや贈り物として利用されることが多いため、「誰かに贈りたい」「一緒に楽しみたい」という気持ちに寄り添えるサイトにしたいと考え、『誰かを想うあなたのそばに 地域のおみせ「エンニチ」』というメッセージを掲げています。
今後は、コンテンツ機能を活用し、商品の背景や作り手の想いを伝える等、選ぶ楽しさを提供するための施策も進めたいと考えています。

 

 

 

 

 

今後の展望:ポイント連携と全国展開へ

ーー今後の展望や、追加していきたい施策について教えてください。

國武様:まずは、新しいシステムに切り替えたことで、出店企業様の拡大と商品数の増加をさらに進めていきたいと考えています。
その上で、商品数が増えてもユーザーが迷わず選べるよう、検索性の向上やコンテンツの拡充など、サイト全体の体験をブラッシュアップしていきたいですね。
また、作り手の顔が見える「マルシェ」のような場所として、知らなかった良い商品に出会える新しい発見の場としての価値を提供していきたいですね。

田代様:機能面では、以前から検討していたポイント連携を実現していきたいと考えています。
自社アプリ「Wallet+」で貯めたポイント「myCoin」を「エンニチ」でも利用できるようにすることで、よりお得で便利なお買い物体験を提供していきたいです。
今後は九州・福岡エリアに留まらず、全国の地方銀行様と手を取り合い、「地域の良いもの」を日本中に届けるハブとしての役割を担っていきたいと考えています。

緒方様:我々は北部九州を地盤とする地方金融グループの一員ですが、提携する地方銀行様を中心とした全国の銀行ネットワークを活かし、北部九州に閉じない広域的な事業展開を志向しています。今後は、提携している地方銀行様のアプリやサービスとの連携も模索しながら、全国の顧客へ商品を届けられる仕組みを構築していきたいと考えています。
システムの拡張性を活かし、さまざまな接点から商品を届けられるようにすることで、最終的には出店企業様の売上拡大や地域活性化につなげていきたいですね。

 

「エンニチ」について

エンニチ

https://www.ennichi-japan.com/

iBankマーケティング株式会社(本社:福岡県福岡市)は、地域産品を取り扱うECモール「エンニチ」を運営しています。同サイトは、福岡・熊本・長崎を地盤とする4つの地方銀行を傘下に持つ株式会社ふくおかフィナンシャルグループのネットワークを活かし、全国各地の事業者の商品を取り扱う「出店型ECモール」として展開されています。
「エンニチ」では、食品や陶磁器などを中心に、約100社の事業者が出店し、地域の魅力ある商品を取り揃えています。
『誰かを想うあなたのそばに 地域のおみせ「エンニチ」』をテーマに、お取り寄せや贈り物のシーンに寄り添ったサイトづくりが特徴です。
また、銀行アプリとの連携やポイント活用なども視野に入れ、地域事業者の販路拡大と顧客体験の向上を両立するプラットフォームとして、今後さらなる成長を目指しています。

 

「GMOクラウドEC」について

「GMOクラウドEC」はフルオーダーによる構築へと対応した最新のECプラットフォームです。ヘッドレスコマースの採用により、自由なシステムの構築が可能となっています。その為、パッケージでは対応しきれない要件へもお応えする事が可能です。そしてEC本体のシステムとセキュリティは自動でアップデートされる為、パッケージ・フルスクラッチ構築の課題であるシステムの老朽化・陳腐化といった問題も解決しています。

今回のような会員基盤として活用中の基幹システムとの連携は勿論、複数のサイトやアプリ・システムを連携する必要があるオムニチャネル・OMOの実現や、モール型のECサイトやオークションやサブスクリプションといった、あらゆるECサイトを柔軟に構築する事が可能となっています。

 

GMOクラウドEC

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