リニューアルでアプリ連携とワンストップ運用を実現!
– 新たなシリーズ「俺のEC」で描く未来-

俺の株式会社

業種:
食品
リニューアルでアプリ連携とワンストップ運用を実現!<br>– 新たなシリーズ「俺のEC」で描く未来-

「俺の株式会社」様は、”俺のイタリアン”や”俺のフレンチ”をはじめ、33店舗で「俺の」シリーズとして飲食店を展開されています。一流のレストランで腕をふるっていたシェフの料理をリーズナブルな価格で楽しめると人気で、社会人や学生、主婦など幅広い年齢層のお客様に愛されています。

同社はコロナをきっかけに第二の柱としてECサイトを大きくリニューアル。実店舗でも多くの会員を抱える「俺の」様は、実店舗とECでの会員連携ができる形で新しいショップを構築されております。

この「俺のEC」の責任者であり、立ち上げもご担当されている「俺の株式会社」常務執行役人の岩﨑 菜乙美様に、リニューアルに関する取り組みや、ネットショップでの新しい試み、「makeshopエンタープライズ」を選んだ理由などを伺いました。

 

〜社会課題解決に向けて出来ること〜

一流シェフが届ける地域の魅力

---まずはじめに、ご担当者様のご紹介と、会社概要を頂いても宜しいでしょうか。

岩﨑 菜乙美様(以下、岩﨑様):常務執行役員の岩﨑と申します。私が担当している領域は3つありまして、メインは「俺のEC」事業の責任者をさせていただいております。また、社長室長とフランチャイズのFC担当もしております。

俺の株式会社 常務執行役員
岩﨑 菜乙美

俺の株式会社は高級食材をふんだんに使用した至極の料理をどこでも体感できない最高のコストパフォーマンスで提供することをコンセプトに、「俺のイタリアン」をはじめ、「俺のフレンチ」や「俺の焼肉」など、一流のシェフが在籍する飲食店を33店舗とオンラインショップを経営している会社です。

 

---ありがとうございます。貴社では地域創生やフードロスに関するお取組みなどもされていますよね!

岩﨑様 :地域創生というと少しおこがましいのですが、以前は生産地さんとコラボなどをやらせていただきました。例えば三重県の松坂牛ですとか、鹿児島の水迫牛などです。

そういった地域の食材を使い、イタリアンやフレンチでフェアを実施させていただきました。

フードロスに関しては、たくさんのお客様に店舗をご利用いただいておりますので当日に提供しきってしまうことが多く、ほとんどないんです。また一流のシェフが調理しておりますので、料理の工夫をし一部は賄として活用することで、できるだけ端材がでないようにしております。

 

---ECサイトでも何かお取組みをされていたりしますか?

岩﨑様 :ECサイトでは昨年に元宝塚の女優さんとのコラボ商品の販売を行いました。蜂蜜のパンを販売しましたが、北海道産の強力粉「ゆめちから」と九州熊本産の米粉「ミズホチカラ」を使わせていただきました。

 

ECサイトを第二の柱に

実店舗とECサイトの会員連携

---オンラインショップを立ち上げた経緯を教えてください。

岩﨑様 :2011年に実店舗の「俺のイタリアン」をオープンしました。そこから口コミなどを見て店舗にはたくさんのお客様に来ていただけるようになりましたが、都心部にしかお店がないため、「オンラインで購入できませんか?」というお問い合わせをいただくことが増えたんです。

ただ当時は食品を販売する技術もなかったので、やりたいと思いつつ、できておりませんでした。

そして2016年に実店舗での食パンの販売を開始しました。そのタイミングでオンライン販売を検討したのですが、最初のパンは素材が柔らかすぎてしまい、運搬に耐えられなかったんです。

そのため一度断念し、2019年秋ごろからオンラインでも販売できるようなクロワッサン食パンの開発をスタートしました。

クロワッサン食パンはクロワッサンの第一人者であった榎本 哲さんにアドバイザーという形でご協力いただきました。2019年の年末にクロワッサン食パンが完成し、実店舗は2020年の1月から。通販は4月から販売を開始しました。

当初はパンのみで開始したオンライン販売でしたがコロナの影響もあり、オンラインショップを第二の柱にできないかというお話になり、俺のイタリアンや俺のフレンチの商品もオンラインで販売をすることになったのが経緯になります。

 

---パンのみを販売されていた際はShopifyをご利用いただいていたかと思いますが、リニューアルの際にmakeshopを選んでいただいた理由を教えてください。

岩﨑様 :弊社はレストラン実店舗の会員様が50万人ほどいらっしゃいまして、その会員様をECサイトとも連携させたいとなったときに当時はShopifyでは連携できず、実現できるmakeshopに変更しました。「俺のアプリ」というアプリで実店舗へのご来店とご飲食でポイントを貯められるのですが、そのポイントを「俺のEC」でも使えるように出来るというのも1つの決め手です。

またmakeshopであればマニュアルやサポートがしっかりしていて安心できました。

 

---ありがとうございます。実店舗にいらっしゃるお客様とECサイトを利用されるお客様は同じ方が多いのでしょうか?

岩﨑様 :実は数パーセントとかなり少ないです。店舗自体が関東圏に多いので、実店舗は関東のお客様のご利用が多く、ECは実店舗の少ない都道府県のお客様にご利用いただいております。

実店舗とECサイトのお客様の被りが少ないということは、今後ECサイトのお客様になっていただける方が多くいらっしゃるということかと思いますので、多すぎない頻度で実店舗のご利用者様へもDM送付などを行っております。

 

---店舗でお食事されたポイントをECでご利用されるケースは多いでしょうか?

岩﨑様 :そうですね。それが一番いいところで店舗で使って貯まったポイントをECで使えますし、ECで貯まったポイントもお店で使えるので、実店舗もご利用されるお客様にはうまくご活用頂いています。

MakeRepeaterで集客施策もワンストップ化

---EC会員様向けのメルマガはMakeRepeaterをご活用いただいているかと思いますが、活用してみていかがでしょうか?

岩﨑様 :もともとメルマガに関する知識がなかったのですが、MakeRepeaterはテンプレートがあったり画像が簡単に挿入できたりと、知識がなくても上手く活用することができます。またmakeshopさんのサービスですので、あちらこちらに手を出さずワンストップで仕事を進められるのも良さだなと思っています。

 

---メルマガはどのような内容で発信されていますか?

岩﨑様 :弊社の商品はハレの日需要が多いです。例えばお歳暮やお中元、母の日、父の日をはじめ、お誕生日や結婚記念日など。そのためイベントや季節の先取りを意識してDMの内容を送っています。あとはあまり値引きをするサイトではないので、時々ですがクーポンの配布なども行っています。
商品のご案内や提案などは特に意識していますね。

 

---その他に取り組まれている集客施策はありますか?

岩﨑様 :アフィリエイトとインフルエンサー施策、Googleショッピング広告の配信を行っています。あとは公式SNSの活用ですね。
SNSはTwitter、Instagram、LINEの3つの公式アカウントがありますが、その中でInstagramが1番うちには合っているため、なるべく頻度を高く投稿をするようにしています。

 

---ありがとうございます。サイト内でも後押しの施策としてフリップデスクを導入いただいていますよね!

岩﨑様 :そうですね。例えばその月がお誕生日の方にクーポンを配布したりですとか、新商品が出た際に特定のページを閲覧されている方へバナーを表示したりという形で活用させていただいています。

 

---コロナ前後で実店舗とECの売上構成に変化はありましたでしょうか?

岩﨑様 :前提として、圧倒的に実店舗の方が売上は大きく、ECはまだ本当に一部です。
コロナ禍では実店舗の売上も落ち込みがありましたので、2022年と比較すると改善傾向にあります。そのため直近は店舗の構成比が大きくなっているかと思います。

一方で実店舗もコロナ前と比較するとまだ回復基調状況ではあります。
以前は「少しシャンパンを飲んで帰ろうか」といった2軒目のちょい飲み需要もありましたが、コロナ以降は電車の時間や宅飲み需要などもあり、1軒目で帰られる方も増えているなと感じております。

またインバウンドのお客様は少しずつ増えておりますが、やはりコロナ前よりは少ない状況ですので、そういった意味でもECが第二の柱になれるよう頑張っていきたいと思っております。

 

---最後に今後の展望をお聞かせください。

岩﨑様 :まずこの事業をレストランと違う第二の柱としてしっかり築き上げることです。
そしてせっかくレストランにご縁あって来ていただいたお客様に、オンラインショップで購入してご自宅でもその味をご堪能いただけるということを伝えていきたいです。ご本人様は東京にいらしてレストランに行けるけど、そうでない例えば実家やお友達など離れている方へのギフトとしてもご活用いただけたらと思っております。

そこから「”俺の”って聞いたことあるな、あそこの料理もしかしたら美味しいのかも」という感じで、皆さまに買って使っていただきながら全国に普及していけたらと思っています。

あとは商品も、新しいものを投入して目新しさを作っていければと思っています。自分自身がアンテナを高くし、「お客様は何を求めているか」ということをキャッチして、それに応えるためにお客様とのコミュニケーションや商品部のメンバーと協力しながら商品の展開などを進めていければと思っています。

 

 

https://ec.oreno.co.jp/

インタビューにご協力頂いた「俺のEC」様のサイトはこちら

 

採用された「makeshopエンタープライズ」とは

ネットショップ構築サービス「makeshop by GMO」をベースにセミカスタマイズが可能となるプランです。

「makeshop by GMO」ではECサイトに必要な基本機能をほぼ全て網羅している為、低コストで早期立ち上げが可能です。その上で実店舗の会員データやポイントの連携、各種基幹システムや外部連携といった個別の希望要件に対して、カスタマイズにて対応する事ができる為、販売促進や集客施策のワンストップ化、自動化による業務効率化等を実現することができます。

「makeshopエンタープライズ」の詳細についてはこちら