「GMOクラウドEC」の柔軟な拡張性と強固なセキュリティで、グループ横断のマルチサイトEC基盤を構築し、顧客体験を軸としたOMO推進とテストマーケティングの場を実現

サッポロビール株式会社

業種:
食品・飲料
「GMOクラウドEC」の柔軟な拡張性と強固なセキュリティで、グループ横断のマルチサイトEC基盤を構築し、顧客体験を軸としたOMO推進とテストマーケティングの場を実現

ビールをはじめとした幅広い酒類・飲料を製造・販売するサッポロビール株式会社は、「GMOクラウドEC」のマルチブランドサイト構築機能を活用して、複数のコマースブランドを1つの基盤上で統合管理する取り組みを進めています。その先駆けとしてテストマーケティング商品を取り扱う「シュパーク」のリニューアルオープンと、サッポロラガービール(赤星)の世界観を自宅で楽しめる「赤星商店」の開設を行いました。

今回は、この取り組みの背景や目的、リニューアルと構築の際に意識したポイントと今後の展望などについて、サッポロビール株式会社 マーケティング本部 顧客体験デザイン部 アシスタントマネージャーの籠谷 亮様(以下、籠谷様)にお話を伺いました。

 

顧客体験を競争軸に、自社ECの内製化とテストマーケティングの推進

サッポロビール株式会社 マーケティング本部 顧客体験デザイン部 アシスタントマネージャー
籠谷 亮様

ーーまずは、籠谷様のミッションと、御社におけるEC事業の立ち位置について教えてください。

籠谷様:私は自社のEC全体の統括を担当しています。当社の中期的な国内マーケティング戦略において、「体験」を競争軸に戦っていくという方針が掲げられており、その体験づくりの一環として、自社ECを強化していくことになりました。これまではECの運営を他社の代理店様に委託していましたが、お客様との直接的な接点を持ち、顧客理解をより深めるために、ECをしっかり社内に入れて運営・管理する体制へと移行しています。

ーーECを顧客接点の場として、どのように活用していくのでしょうか

籠谷様:これまでは新商品を流通様に一気に流して販売していましたが、それではお客様からの学びを得にくい部分がありました。ECでお客様と直接つながることで、まずは通販サイト上で小さく商品を販売してお客様の声を聞き、ブラッシュアップしていくPDCAを回せるようになります。商品の開発手法自体にもECを活用し、テストマーケティングの場として機能させていきたいと考えています。この方針は、2024年に「シュパーク」を立ち上げるタイミングから大きく変わりました。

 

マルチサイト運営とOMOを見据えた拡張性、そして強固な「セキュリティ」

ーーECサイト基盤の選定において、どのような課題や要件があったのでしょうか。

籠谷様:もともと社内に複数のECサイトがありましたが、裏側のシステムがバラバラでした。これを横串で運用できるよう、サッポロビール横断でマルチサイトを運営できるシステムを導入したいという要件がありました。そこで「ヘッドレスコマース」を切り口に情報収集を行い、最終的に10社ほどと比較検討を進めました。

ーーその中で「GMOクラウドEC」を選定した決め手は何だったのでしょうか。

籠谷様:当社はオフライン(リアル)の強みがあるため、オンラインとオフラインをつなぐOMOの実現を大前提としていました。そのため、いかにデータの双方向のやり取りがスムーズにできるかという拡張性が重要でした。

また、OMOを推進する上で、一部のシステム障害が全体に影響を及ぼすリスクがあるため、強固な「セキュリティ」が担保されていることも大きな決め手です。

GMOメイクショップさんは、自社の機能だけを売り込むのではなく、当社のやりたい施策に対して外部の最適なソリューションを含めて一緒に考えてくれるスタンスがあり、非常に信頼できるパートナーだと感じました。営業担当の方の熱量も非常に高く、何度も現場に足を運んでくださった点も評価しています。

 

ブランドの世界観を拡張する「シュパーク」と「赤星商店」

ーー今回立ち上げたサイトの具体的なアピールポイントを教えてください。

籠谷様:「シュパーク」は、新しいお酒を体験できる場というコンセプトの中で、今までにない価値を提供する商品を販売するサイトです。例えば、仕事中のリフレッシュに飲んでいただくIPAホップの効いたコーラや、スポーツ後に楽しむノンアルコール飲料など、お酒にそれほど関心のない方にもアプローチできる商品を展開しています。これを機に、サッポロビールの面白い商品を知っていただき、ブランドへの興味・関心の入り口になってもらえればと考えています。

ーー「赤星商店」についてはいかがでしょうか。

籠谷様:現在、非常に人気が伸びているサッポロラガービール(通称:赤星)のより良い酒場体験を作っていくために、飲食店様向けの専用グラスなどを販売しています。また、赤星をお家でも楽しく味わっていただくために、一般向けにも販売しています。サイトを通じて、赤星ファンの方々にさらにブランドを楽しんでいただける場を提供しています。

 

グループ全体のEC基盤統合と、使いやすいバックエンド

ーー実際に構築を進めてみて、システムやプロジェクト進行の感想はいかがですか。

籠谷様:当初の構想以上に、「こんなこともできるんだ」と社内の期待が膨らみ、要件がどんどん広がっていきました。その中で、GMOメイクショップの担当者の方々にはマルチタスクの抜け漏れがないよう、非常に丁寧かつスピーディーに伴走していただき、信頼して構築を進められています。

バックエンドの管理画面についても、機能が分かりやすくカテゴライズされており、新しいメンバーが入っても直感的に「何がどこにあるか」が分かるため、非常に使い勝手が良いと感じています。

ーーシステム統合による業務面での効果はありましたか。

籠谷様:運用スキルの属人化や物流・個配の課題は、グループの他の会社でも共通の悩みでした。今回「GMOクラウドEC」を導入して強固な基盤を構築したことで、他のグループ会社も同じ基盤に乗りたいと集まってきており、サッポログループ全体のEC基盤として統合が進んでいます。また、バックエンドのアーキテクチャが優れており、外部システムとの連携により受注の大部分を自動出荷できるなど、効率化も大きく進展しています。

 

あらゆるタッチポイントのIDを統合し、真の「ワンサッポロ」へ

ーー今後の展望や、さらなる事業展開についてお聞かせください。

籠谷様:まずは残りのECサイトもすべて移管し、コマース基盤を統一します。その後は、現在EC、リアル店舗、キャンペーン、そして飲食店などでバラバラになっているお客様のIDやポイントを統合していきたいです。

オンライン・オフラインを問わず「ワンサッポロ」のIDであらゆるタッチポイントの顧客データを一元化し、一人ひとりのお客様の理解を深めることで、精度の高いCRMやOne to Oneマーケティングを目指していきます。また、工場見学などの施設体験やイベントチケットもオンラインで販売し、一期一会で終わらない継続的なコミュニケーションをとれる環境を構築していく予定です。

ーー最後に、EC構築を検討されている事業者の方へのアドバイスをお願いします。

籠谷様:新しいEC基盤を導入する際は、「自分たちが何をやりたいのか」という要件を社内でしっかり整理しておくことが重要です。そして、それをどう実現していくかを一緒に考えてくれるパートナーを見つけることが、成功への第一歩だと感じています。

「シュパーク」について

https://shupark.sapporobeer.jp/

「シュパーク」はサッポロビール直営の新しい“お酒”が体験できるオンラインストアです。

「シュパーク」限定品を含むサッポロビールの商品に加え、グループ企業である(株)サッポロライオンが展開する人気のおつまみやオリジナルグラスの販売を行います。これによりシュパークでは、お酒だけでなくフードやグッズも含めた「お酒を楽しむ体験」を提供します。サッポロビールのお酒と、サッポロライオンの人気メニューを組み合わせることで、ご自宅でもビヤホールならではの楽しみ方を体験いただけるようになります。

「赤星商店」について

https://akaboshi-shoten.sapporobeer.jp/

「赤星商店」は、現存する日本最古のビールブランド「サッポロラガービール(通称:赤星)」を愛するファンのためのサッポロビール公式オンラインショップです。グラスなどのオリジナル限定アイテムが購入できます。

 

「GMOクラウドEC」について

GMOクラウドEC

「GMOクラウドEC」はフルオーダーによる構築へと対応した最新のECプラットフォームです。ヘッドレスコマースの採用により、自由なシステムの構築が可能となっています。その為、パッケージでは対応しきれない要件へもお応えする事が可能です。そしてEC本体のシステムとセキュリティは自動でアップデートされる為、パッケージ・フルスクラッチ構築の課題であるシステムの老朽化・陳腐化といった問題も解決しています。

今回のような複数のサイトやアプリ・システムを連携する必要があるオムニチャネル・OMOの実現や、モール型のECサイトやオークションやサブスクリプションといった、あらゆるECサイトを柔軟に構築する事が可能となっています。

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