• 最終更新日: 2026.03.06
  • 公開日:2023.06.30

【2026年最新版】EC事業に活用できる「デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)」の注意点と代替手段

【2026年最新版】EC事業に活用できる「デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)」の注意点と代替手段
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本記事は、EC事業の立ち上げや、既存ECサイトの改修・効率化を検討している中小企業・小規模事業者のEC担当者様に向けた解説記事です。

2026年度より、IT導入補助金は「デジタル化・AI導入補助金」へと名称を変え、AIの活用や業務の省力化によりフォーカスした制度へと進化しました。本記事では、2026年の最新制度に基づき、EC事業における正しい補助金の活用法と、申請時の注意点をわかりやすく解説します。

【重要】2026年現在、「ECサイトの新規構築」は原則対象外です

まず、最も多くの方が誤解しやすい重要な注意点をお伝えします。

2023年までは専用の枠組みでECサイトの構築が支援されていましたが、2024年の制度改定以降、ECサイトの新規制作や顧客向けカートシステムの導入は、原則として補助の対象外となっています。

「補助金を使ってゼロからECサイトを作ろう」と考えて本補助金に申請しても、採択されることはありません。まずはこの前提をしっかりと把握しておきましょう。

EC事業で「デジタル化・AI導入補助金」はどう活用できる?

ECサイトの新規構築には使えませんが、既存ECサイトのバックオフィス業務(受発注や在庫管理など)を自動化・効率化するためのITツール導入であれば、引き続き「通常枠」などを活用して補助金を受け取ることが可能です。

【対象となり得るITツールの例】

  • 複数のECモールを一元管理する「受発注管理システム」
  • 実店舗とECの在庫情報を連携させる「在庫管理システム」
  • 顧客対応を自動化する「AIチャットボット」や「CRM(顧客管理システム)」
  • インボイス制度に対応した「決済・請求書管理システム」

これらのツールを導入し、EC運営における人手不足の解消や業務効率化を実現する事業計画であれば、導入費用やクラウドの月額利用料(最大2年分)の最大1/2(※要件を満たす小規模事業者等には2/3などの優遇措置あり)が補助されます。

ECサイトを「新規構築」したい場合の代替手段は?

「バックオフィスの効率化ではなく、やはり新たにECサイトを立ち上げたい」という場合は、本補助金ではなく、以下のような別の補助金の活用を検討しましょう。

  • 小規模事業者持続化補助金
    小規模事業者の販路開拓を支援する制度です。ウェブサイト関連費として、ECサイトの構築費用やインターネット広告費が一部補助の対象となります(※ウェブサイト関連費のみでの単独申請はできないなど、一定の条件があります)。
  • 各自治体独自のDX・販路拡大補助金
    都道府県や市区町村が独自に実施している補助金の中には、ECサイト構築が対象となるものが多数存在します。

デジタル化・AI導入補助金の具体的な申請手順(5つのステップ)

バックオフィスの効率化ツールを本補助金で申請する場合、以下の手順で進めます。交付決定前にITツールの発注や支払いを行ってしまうと対象外(事前着手)となるため、スケジュールには余裕を持って取り組みましょう。

1. 申請前の事前準備

電子申請に必須となる「gBizIDプライム」アカウントの取得、情報セキュリティ対策「SECURITY ACTION」の自己宣言、「みらデジ経営チェック」を完了させます。

2. IT導入支援事業者とITツールの選定

本補助金は自社単独では申請できません。国から認定された「IT導入支援事業者(ベンダー)」に相談し、自社の課題解決に必要な登録済みITツールを選定します。

3. 交付申請(共同作成・提出)

IT導入支援事業者から『申請マイページ』の招待を受け、自社の基本情報や事業計画を入力し、共同で事務局へ提出します。

4. 交付決定とツールの発注・支払い

審査を経て、事務局から「交付決定」の通知を受け取った後、初めてITツールの発注・契約・支払いを行います。

5. 事業実績報告と補助金の受け取り

ツールの導入と支払いが完了したら、契約書や振込明細などの証拠書類を提出します。事務局の確認が完了次第、指定の口座に補助金が振り込まれます。

2026年の審査に通るための「加点ポイント」

採択率を上げるためには、国が推奨する施策に協力していることを示す「加点項目」を満たすことが重要です。2026年の制度では、特に以下の要素が評価されやすくなっています。

  • AIの積極的な活用: 単なるデジタル化にとどまらず、AI技術を活用した抜本的な省人化・省力化の計画があるか。
  • 従業員の賃上げ: 給与支給総額の一定以上の引き上げや、最低賃金アップの計画を従業員に表明しているか。
  • サイバーセキュリティ対策: 国が推進するセキュリティサービスを併せて導入し、リスク管理を徹底しているか。

makeshopなら、目的に合わせた最適な補助金活用をサポート

「自社で新しくECサイトを作る場合、どの補助金が使えるのだろう?」
「既存のECサイトの運営業務をもっと効率化したい」

とお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。makeshopおよびmakeshopエンタープライズを提供する弊社は、国から認定されたIT導入支援事業者です。

  • 新しくECサイトを構築したい方へ: 小規模事業者持続化補助金など、目的に合った適切な補助金制度をご案内し、サイト構築を支援します。
  • 既存ECの業務を効率化したい方へ: デジタル化・AI導入補助金を活用した、受発注管理やバックオフィス業務の効率化をご提案します。

書類の準備や行政書士との連携を含めて幅広くサポートを行っておりますので、まずは無料相談窓口までお問い合わせください。

IT導入補助金や各種支援を活用したECサイト構築サポートはこちら(特集ページへ)

まとめ

2026年現在、デジタル化・AI導入補助金を使ってECサイトをゼロから構築することはできませんが、EC運営を支える受発注システムやAIツールの導入には強力な支援となります。

自社の目的が「サイトの新規構築」なのか「裏側業務の効率化」なのかを明確にし、目的に合致した最適な補助金を選ぶことが、ビジネス成長の第一歩です。

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