• 最終更新日: 2024.04.26
  • 公開日:2023.07.27

クラウドファンディング手数料徹底比較!選び方のコツについても解説!

クラウドファンディング手数料徹底比較!選び方のコツについても解説!
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クラウドファンディングは、多くの人々が新たなアイデアやプロジェクトを実現するために活用する手段として人気を集めています。志を持ったクリエイターの夢のプロジェクトをファンが直接金銭的な支援をする、そんなことが容易に可能になったのです。クラウドファンディングは話題性もあり、プロジェクトの目標金額達成がそのまま宣伝になるほど派手な一面がありますが、反面、集めた金額が大きくなればなるほどクラウドファンディングの手数料が重く響いてきます。手数料を念頭に入れておらず、資金が足りなくなる、といったケースもあるようです。

この記事ではクラウドファンディングサイトのサービスの手数料について、具体例を挙げて比較しながらそれぞれの特徴やサービスを選定のコツについても解説します。

クラウドファンディング手数料

一般的にクラウドファンディングには手数料がかかります。当然ですが、手数料の金額は、クラウドファンディングサイトによってそれぞれ異なります。一般的にクラウドファンディングの手数料は、ファンドしたいプロジェクトが成功した場合に発生します。手数料は、プロジェクトが獲得した金額に対して一定の割合で計算される場合が多いです。

例えば、プロジェクトの獲得金額が2000万円で、手数料が10%の場合、手数料は200万円となります。こうして実際の数字に置き換えて考えると数%でもかなりの金額になることがわかります。こういった手数料の算出方法はサービスによってことなるのでまずはそのサービスがどのような仕組みで手数料をどれくらい取るのかをよく確認した方がいいでしょう。

クラウドファンディングの選び方のポイントとは?

クラウドファンディングサイトを選ぶ際には、手数料を含め、他のポイントも考慮する必要があります。以下に、クラウドファンディングの選び方のポイントを紹介します。

手数料の割合

まず最初に考えるべきポイントは、やはり手数料の割合です。クラウドファンディングサイトによって手数料の割合は異なりますが、基本的に集めた金額に対して一定のパーセンテージで手数料がかかります。当然、手数料が低いほど、プロジェクトの達成目標金額を達成するために必要な資金調達額が少なくなります。特に始めてクラウドファンディングをやってみようと考えているような初心者の方にとっては、手数料が少ないサイトを選ぶことが重要です。

ジャンルと実績

次に、クラウドファンディングサイトのジャンルと実績を確認しましょう。クラウドファンディングサイトによっては、特定のジャンルに特化している場合があります。例えば、音楽や映画、テクノロジーやホビーなどのエンターテイメント分野に特化したサイトもありますし、技術や起業家精神にフォーカスしたサイトも存在します。自分のプロジェクトのジャンルに合ったサイトを選ぶとファンドの成功率が上がります。

サイトの実績もクラウドファンディングサイトを選ぶ際の重要なポイントです。過去にどのジャンルのどのようなプロジェクトが成功しているか、成功率や支援者の数などを確認しましょう。自分がチャレンジしたいジャンルに多くの実績があるサイトであれば、プロジェクトの成功率も高くなる可能性があります。

サポート体制

クラウドファンディングサイトのサポート体制も選定の際に大切な要素です。特に初めてクラウドファンディングする人にとっては手続きの手順のような基本的な部分で手厚いサポートがあることは非常に重要です。また、プロジェクトの成功についての適切なアドバイスを受けることでプロジェクトの成功率をあげることができます。ですので、そのクラウドファンディングサイトに問い合わせ窓口やヘルプセンターなどがあるか、利用者へのサポートが充実しているかを確認し、安心して利用できるかどうかを判断しましょう。

クラウドファンディングの寄付型と購入型について

クラウドファンディングには寄付型と購入型、株式投資型、融資型、不動産投資型という5種類が存在します。ここでは寄付型と購入型についての解説をします。寄付型と購入型の基本的な違いはクラウドファンディングの支援者に見返りがあるかないかです。購入型はいわゆる「対価性のあるリターン」を支援者に返します。分かりやすい例でいえば商品開発のプロジェクトで支援者に開発した商品をバックするなどがあります。サービスならばイベントのチケットやゲームのアプリケーションの先行配信などです。

一方、寄付型は「対価性のあるリターン」ができません。寄付型で立ち上がるプロジェクトは社会的に解決すべき問題に対するものが多く、支援者はそれらに取り組む活動に対して応援する形で寄付します。基本的にリターンはありませんが活動の報告のような「対価性のないリターン」を返さなければならない場合があります。

自分が取り組みたいプロジェクトが寄付型なのか購入型なのか、適切なサイトを選択する必要があります。一般的には「対価性のあるリターン」がある購入型に支援が集まりやすい傾向にあります。リターンはそのまま

各クラウドファンディングの手数料一覧表

以下に、いくつかのクラウドファンディングサイトの手数料と簡単な特徴をまとめます。これらの情報を、比較検討する際の参考にしてください。

【寄付型】GIVING100(by congrant)

手数料:無料(スポンサーのyogibo社が負担)

特徴:「寄付額の100%が届く社会解決型の寄付クラウドファンディング」を売りにしています。

【寄付型・購入型】readyfor

手数料:12%(手数料7%+決済手数料5%)※シンプルプラン

特徴:掲載プロジェクト数20000件、累計支援金額200億円(いずれも2021年時)のサイトです。寄付型と購入型の両方のプロジェクトを扱っており、幅広いジャンルに対応しています。

【購入型】CAMPFIRE(キャンプファイヤー)

手数料:プロジェクトが成立(All-or-Nothing 方式で目標金額を達成、もしくは All-in 方式で支援金が1円以上)した場合、支援総額の17%(手数料12% + 決済手数料5%)+消費税

特徴:累計流通額640億円、6.9万件以上のプロジェクト数、支援者数830万人、支援資金総額640億円超(いずれも2022年時)のサイトです。購入型のクラウドファンディングであり、商品やサービスの販売に特化しています。

【寄付型・購入型】goodmorning(by CAMPFIRE)

手数料:9%

特徴:寄付型と購入型の両方のプロジェクトを扱っており、社会課題解決に力を入れています。

【購入型】Makuake(マクアケ)

手数料:15%(別途、決済手数料5%)

特徴:購入型のクラウドファンディングであり、日本国内外の商品やテクノロジーに関するプロジェクトを展開しています。

【寄付型・購入型】A-port(エーポート)

手数料:20%

特徴:朝日新聞社が運営しているサイトです寄付型と購入型の両方のプロジェクトを扱っており、芸術や文化に関するプロジェクトに特化しています。

【購入型】GREENFUNDING(グリーンファンディング)

手数料:20%

特徴:購入型のクラウドファンディングであり、環境やエコロジーに関連するプロジェクトに特化しています。

【購入型】MotionGallery(モーションギャラリー)

手数料:10~20%

特徴:購入型のクラウドファンディングであり、映像やアートに関連するプロジェクトを支援しています。

【購入型】Kibidango(きびだんご)

手数料:10%

特徴:購入型のクラウドファンディングであり、成功率が高いことで知られています。

【寄付型】Syncable(シンカブル)

手数料:11%

特徴:寄付型のクラウドファンディングであり、社会的な課題に取り組むプロジェクトを応援しています。

【寄付型・購入型】クラウドファンディングFor Good

手数料:0%(別途、決済手数料5%)

特徴:寄付型と購入型の両方のプロジェクトを扱っており、社会的な課題に取り組むプロジェクトを応援しています。

 

クラウドファンディングサイト比較のポイントまとめ

比較ポイント① 手数料

繰り返しになりますが、手数料が低いほどプロジェクトに使える資金が増えます。もっとも重要視する要素です。前述の通り、概ね9%〜20%程が手数料としてかかります。無料のものもプロジェクトに条件や審査があります。

比較ポイント② プロジェクト成功率

そのサイトがどれほどの規模なのか、特異なジャンルは何なのか、実績や成功率なども重要です。使う

比較ポイント③ 利用者数

上記のプロジェクト成功率に関わる要素が利用者数です。当然ですが利用者が多い=母数が多いほどプロジェクトを目にして支援者になる人が多くなる可能性が高くなります。

比較ポイント④ 口コミや評判

クラウドファンディングサイトはプロジェクトをする側と支援する側の両面からの口コミや評判が存在します。実際にプロジェクトを掲載し、成功した人などの経験談や実際に利用している人の口コミは非常に信頼性がある情報です。これらの意見・感想を知ることでサイトの信頼性や利便性を比較することが可能です。

自社でクラウドファンディングを構築して手数料を0に

前述の通り、プラットフォームを利用したクラウドファンディングの場合は多くの手数料が必要となります。そのため、プラットフォームの集客力に頼らなくても成功が見込める場合や複数のプロジェクトを計画したい場合は、手数料をなるべく抑えたいものです。

その際におすすめなのが、自社ECの中でクラウドファンディングを立ち上げてしまう方法です。この方法をとることで、既存ユーザーがいるECサイトの中でユーザーのニーズを受けたプロジェクトや新製品のプレゼンテーションを行う事が可能となり、また煩わしい手数料も0にする事が可能となります。

makeshopクラウドファンディングは通常のECサイトの運営を行いながら、クラウドファンディングのプロジェクトも一緒に運営できます。また、プロジェクトの登録や支援に対するリターン商品の設定も、makeshopの管理画面上で設定可能です。 このことから運用が楽におこなえるという特色があります。

 

makeshopクラウドファンディングの詳細は以下のページをどうぞ

https://www.cloudec.jp/ms-enterprise/service/crowdfunding/

まとめ

本記事では、クラウドファンディングの手数料について徹底比較し、選び方について解説しました。クラウドファンディングを利用する際には、手数料だけでなく、ジャンルや実績、サポート体制などの要素も考慮することが重要です。また、各クラウドファンディングサイトの手数料一覧も参考にしてください。適切なサイトを選ぶことで、あなたのプロジェクトの成功率を高めることが可能です。

 

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