• 最終更新日:2022.10.25
  • 公開日:2022.04.01

BtoB-ECサイトとは?構築方法から市場規模、成功事例やおすすめASPまで

BtoB-ECサイトとは?構築方法から市場規模、成功事例やおすすめASPまで
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BtoC-ECといえば楽天、Yahoo、Amazonなどがすぐに出てきますが、BtoB-ECはいまいちピンと来ないといった方は多いのではないでしょうか。今回はBtoB-ECについての種類や市場規模、BtoC-ECサイトとの違いをご紹介します。

BtoB-ECサイトとは

BtoB-ECサイトとは、企業同士が商品を販売するためのECサイトです。オンラインで商品を販売するWebサイトはEC(Electoronic Commerce)サイトと呼ばれますが、中でも企業が企業に対して商品を販売するWebサイトをBtoB-ECサイトと呼びます。BtoB-ECの代表例は、小売店に商品を販売する卸売ECサイトや事業用商品を販売するECサイトなどです。

以下では、BtoC-ECサイトやEDIとの違い、BtoB-ECの市場規模について解説します。

BtoC-ECとの違い

企業が企業に商品を販売するBtoB-ECに対して、企業が消費者に商品を販売するECサイトは、BtoC-ECサイトと呼ばれます。BtoC-ECの代表例は、Amazonや楽天市場のようなECモール、UNIQLOやニトリオンラインなどの自社ECサイトなどです。その他、世の中のほとんどのECサイトは、BtoC-ECサイトにあたります。

また、BtoB-ECとBtoC-ECにはビジネスとしての特徴も異なります。BtoB-ECは既存取引先のリピート購入が多く、客単価が高いのに対して、BtoC-ECは不特定多数が利用可能で、客単価は低い傾向です。

EDI(Electronic Data Interchange)との違い

EDI(Electronic Data Interchange)とは、企業間の取引において、専用回線をとおしてデータをやりとりすることです。受発注書や納品書、請求書などをスムーズにやりとりするために設けられたシステムを指します。紙ベースや口頭ベースのやりとりは業務負担が大きいうえ、ヒューマンエラーが発生しやすいため、EDIの導入には業務効率化だけではなく、トラブルを防止する目的もあります。

従来はISDNを利用して専用回線をひくEDIが主流でしたが、2024年のISDN全面廃止にともなって、ブラウザ版のWeb-EDIやECサイトに乗り換える事業者が増加中です。

BtoB-ECの市場規模

経済産業省が2021年に発表したデータ(https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/statistics/outlook/210730_new_hokokusho.pdf)によると、BtoB-ECの市場規模は2020年時点で334兆円となっています。

前年比−5.1%とわずかに減少しているものの、2016年から2019年にかけて毎年増加傾向にあったことから、新型コロナウイルスの影響が大きいとみられています。一時的に伸び悩んでいますが、アフターコロナにおいてはさらなる成長市場となるでしょう。

また、同調査ではBtoB取引におけるEC化率について33.5%と発表しています。EC化率は2016年以降、4年連続の増加傾向を示しており、今後もより多くの事業者がBtoB-EC市場に参入することを予感させています。

BtoB-ECサイトランキング

BtoB-ECサイトランキング
BtoB取引を専門で扱う国内ECサイトのうち、売上の高いサイトをランキング形式で紹介します。

企業名 売上高 前年比 主な取扱商品
アスクル 3,533億円 +6.8% オフィス用品
ミスミ 1,951億円 +18.3% 金型部品
大塚商会 1,550億円 +5.4% オフィス用品
モノタロウ 846億円 +26.2% 間接用資材
カウネット 668億円 +2.5% オフィス用品

参考:https://nerimarketing.net/btob-ec/

BtoB-ECサイトの種類

BtoB-ECサイトの種類
BtoB-ECサイトは、クローズドBtoB型とスモールBtoB型の2つに分けられます。いずれもBtoB取引をおこなうためのECサイトですが、それぞれサイトの設計や目的が異なるため、どんな違いがあるのかをおさえておくべきです。

以下では、BtoB-ECサイトの特徴について解説します。

クローズドBtoB型

クローズドBtoB型とは、あらかじめ決められた顧客のみが利用できるECサイトです。ログインしないと利用できない仕組みになっており、不特定多数が閲覧・利用できるオープンなサイトに対して、クローズドサイトと呼ばれています。専用回線を介して取引をするEDIもクローズドBtoBの一種です。

クローズドサイトを利用するメリットは、顧客ごとに価格を変更できる点です。BtoBの取引においては、取引先によって価格が異なるケースも少なくありません。取引量が増えると割引を適用するボリュームディスカウントのほか、取引の長い得意先への特別単価などもあるため、クローズドサイトのシステムは適しています。

スモールBtoB型

スモールBtoB型とは、通常のBtoC-ECサイトのようにオープンなサイトです。サイトの閲覧に関する制限はなく、だれでも利用できる仕組みになっています。

スモール型サイトを利用するメリットは、Web経由で新規取引先を開拓できる点です。BtoBにおいては営業活動によって顧客を獲得するケースが一般的ですが、オープンなECサイトを運営していれば新たな顧客の流入経路になります。

また、一般的なECサイトと構造が似ているため、かんたんに構築できる点も魅力的です。BtoC-ECサイトを構築するプラットフォームを利用することもできるでしょう。

BtoB-ECサイトのメリット・デメリット

BtoB-ECサイトのメリット・デメリット
BtoB-ECサイトの導入には、メリットとデメリットがあります。一般的になじみ深いBtoC-ECサイトとは大きく異なるため、BtoB-ECサイトならではのメリット・デメリットを把握しておくことがポイントです。

以下では、BtoB-ECサイトのメリットとデメリットについて解説します。

BtoB-ECサイトのメリット

BtoB-ECサイトを導入すると、BtoB取引における工数を大幅に削減できます。受注時には、受注データの確認や基幹システムへの登録、請求書の作成や送付をはじめ、あらゆる業務が発生します。

しかし、BtoB-ECサイトの利用によって諸務の自動化が可能です。業務負担の軽減はもちろん、手動業務の減少にともなう人件費の削減、生産性の向上にもつながります。さらに、スモールBtoB型のECサイトは集客力を高めるうえでも効果的です。

BtoB-ECサイトのデメリット

BtoB-ECサイトは便利なシステムではありますが、導入にはコストがかかります。システムの導入費用のほか、社内に担当者を置いたり、担当者への教育をしたりするには、一定のコストが必要です。

また、既存顧客との取引においてはフローに変化が生じます。中には、新たなシステムの導入にともなうフォーマットの変更、フローの変化に困惑する取引先もいるかもしれません。システムの導入時には社内における調整だけでなく、既存顧客に対するアフターフォローも求められるでしょう。

BtoB-ECサイトの構築方法

BtoB-ECサイトの構築方法
BtoB-ECサイトを構築する方法は多種多様です。手軽に利用できるカートASP、パッケージ化されたECパッケージをはじめ、さまざまな方法があります。そのため、ECサイトを構築する際は、構築方法ごとの違いを理解したうえで最適な方法を選ぶのがポイントです。

以下では、BtoB-ECサイトの構築方法について解説します。

カートASP

カートASPとは、クラウド上のシステムを利用してECサイトを構築できるサービスです。構築や運用の手軽さを最大の強みとしています。カートASPは、リーズナブルな費用で利用できるうえ、システムの保守やメンテナンスも不要です。そのため、中小規模の事業者も導入しやすく、EC運営に詳しい担当者がいなくてもかんたんにECサイトを構築できます。しかし、デザインや機能をはじめ、実現できる要件には制限があります。

ECパッケージ

ECパッケージとは、ECサイトのベースをパッケージ化したソフトウェアです。EC構築を得意とするベンダーによって開発されているパッケージが多く、デフォルトの状態で基本的な機能を備えているうえ、デザインや機能のカスタマイズにも柔軟に対応できます。一方、カートASPに比べると大幅に費用がかさむ点、サーバーの管理が必要となる点はデメリットです。また、定期的なメンテナンスをしておかないと、システムが老朽化してしまいます。

クラウドEC

クラウドECとは、カートASPと同じく、クラウド上のシステムを利用してECサイトを構築できるサービスです。カートASPとの違いは、カスタマイズ性の高さです。カートASPはデフォルトで編集可能な部分しかカスタマイズできませんが、クラウドECは機能の変更・追加も自由です。また、クラウド上のシステムを利用するため、サーバーの管理も必要ありません。さらに、サービスの提供主によって定期的にシステムがアップデートされる点も魅力的です。しかし、構築にかかる費用はECパッケージと同様に高額です。また、自社独自のシステムではないため、ソースコードは開示してもらえません。

フルスクラッチ

フルスクラッチとは、ゼロからオリジナルのシステムを構築する方法です。すべてのシステムを自社の運用体制に最適化できるため、デザインや機能はもちろん、あらゆるシステムとの連携も自由自在です。一方、構築にコストや時間がかかるデメリットもあります。既存のシステムを利用せず、システムの基礎を開発するところからはじめるため、もっとも費用と時間がかかる構築方法です。

BtoB向けECサイトを構築するならGMOクラウドEC

【比較用】BtoB向けおすすめカートASP5選

前述のとおり、BtoB-ECサイトの機能や要件は、BtoC-ECサイトと大きく異なります。そのため、BtoB-ECサイトの構築に適したプラットフォームを利用することが大切です。

GMOクラウドECではBtoB向けEC構築のために以下のような機能を提供しています。

取引先ごとの商品価格を設定可能

取引先ごとで取扱い商品や商品の価格を個別設定できます。これにより大口の取引や既存得意先に対する掛け率の変更など、柔軟に対応が可能となります。

また取引先の購入金額の与信設定も可能で、売掛管理にも活用できます。

見積書、領収書を24時間Web上で発行可能

オンラインで見積書や領収書を発行することができるので、営業担当者や事務の方の見積もり作成対応が不要です。また、利用者側にとっても24時間、いつでも発行する事ができる為、利便性が向上します。

電話・FAX受注のオーダー情報を入力する代理注文機能

電話やFAX受注のオーダー情報を入力する代理注文機能がついているので、Web受注以外の取引や、個別対応した取引があった際も注文情報を統合し、一元管理する事が可能となります。

Web化による利便性の向上・業務効率化

Web化により営業時間を気にせず取引が可能となり、基幹システムへの連携を行う事による自動化など業務効率化にも繋がります。

導入の際もWeb環境があれば特別な設備投資やインストール準備は不要で、すぐにシステムを導入頂けます。

個別カスタマイズが可能で業務フローに最適化

導入が容易なクラウド型のBtoB-ECサービスの多くは、個別カスタマイズに対応しているサービスが少ないと言われていますが、GMOクラウドECではお客様個別のカスタマイズに対応致します。

メーカー直送や権限別の承認フローなど、貴社のワークフローに合わせた機能を追加できます。また、既存のシステムと連携し、データを送受信を自動化する事も可能です。

 

BtoB ECサイト構築(Web EDI)に関するお問い合わせはこちら

BtoB-ECサイトの導入事例・デザイン事例

BtoB-ECサイトの導入事例・デザイン事例
BtoB-ECサイトの構築を検討する際は、同じくBtoBを専門に扱っているECサイトを参考にすべきです。とくに自社と近い業種の競合サイトを参考にできれば、デザインや機能をイメージしやすくなるでしょう。

以下では、大手BtoB-ECサイトについて紹介します。
※GMOクラウドEC以外の事例も掲載しております。

【工業】モノタロウ

【工業】モノタロウ
https://www.monotaro.com/

モノタロウは、工業用資材を中心に販売するBtoB-ECサイトです。約1,800万点もの商品を取り扱っていますが、親カテゴリと子カテゴリを設定して、商品を探しやすいシステムを設計しています。また、クイックオーダーシステムを利用すると、品番を入力して購入画面に進めるため、リピーターがスムーズに購入できる仕様となっています。

【食品】フーヅフリッジ

【食品】フーヅフリッジ
https://foodsfridge.jp/

フーヅフリッジは、飲食店向けに業務用食材を販売するBtoB-ECサイトです。会員登録の際はサイト内に設けられた登録フォームのほか、LINEやAmazonのアカウントを利用して登録もできます。また、注文にあたって最小ロットの制限は設けられておらず、小規模の飲食店においても導入しやすくなっています。

【医薬品】クスリバンク

【医薬品】クスリバンク
http://shop.kusuribank.com/

クスリバンクは、医療機関やドラッグストア向けに、医薬品や化粧品を販売するBtoB-ECサイトです。取り扱いには注意が必要な商品も多く販売しているため、法人番号や販売許可証の提出を義務付けることによって安全性を担保しています。

まとめ

まとめ

BtoB取引をオンラインでおこなうBtoB-ECサイトは、BtoC-ECサイトとは大きく異なるシステムです。取引先ごとの単価設定、ログインしないと購入できないシステムをはじめ、独自の機能も多く、BtoBに対応したプラットフォームでないと対応できない部分もあります。そのため、システムや制作会社を選ぶ際はBtoB-ECに強いサービスを選ぶことがポイントです。

 

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